- 歯の豆知識 目次
-
- 噛む力は何キロ?歯が1本なくなるとどうなるの?
- 8020運動って知ってる?
- 親知らずが口臭の原因に?
- 歯磨き中の出血は何が悪いの?
- 正しい歯磨きの仕方で健康な歯を守ろう!
- 歯槽膿漏(しそうのうろう)と歯周病の違いをご存じですか?
- 後期高齢者の歯科健診について
- 茨木市の妊婦歯科健康診査について
- 茨木市の歯科健康診査について
- 唾液のパワーについて
- 歯周病って治るの?
- 知覚過敏は治るの?
- オーラルフレイルって何?
- 舌のコケは取った方がいいの?
- 詰め物の違い(セラミックや銀歯など)
- 顎がポキポキするのは大丈夫なの?
- 年とともに噛み合わせがおかしくなってきたら・・・
- マウスウォッシュの効果はあるのか?
- 昔入れた銀歯はそのままで大丈夫?
- 子供の歯ブラシのサイズの変え時はいつ?
- 口臭の原因とその予防方法は?
- 抜いた方がいい!? 「親知らず」
- 歯垢と歯石の違いは
New!
噛む力は何キロ?歯が1本なくなるとどうなるの?
私たちが食べ物を噛むときに使う力は、思っている以上に強く、奥歯では1本あたり最大で60~100kg近い力がかかることもあります。
食いしばったときにはそれ以上の力が加わることもあるため、歯やあごの健康には相当な耐久性が求められているのです。
ところが、もし歯が1本でも抜けたままになっていると、その噛む力の負担が周囲の歯や反対側の歯に集中してしまいます。
たとえば左の奥歯が抜けると、右側ばかりで噛むクセがつき、右の歯に無理がかかってすり減ったり、割れたりする原因になります。
また、抜けた歯のスペースに隣の歯が傾いてきたり、反対側の歯が伸びてくる「挺出(ていしゅつ)」と呼ばれる現象が起こることもあります。
そうなると噛み合わせ全体がくずれ、他の歯やあごの関節にも影響が出てくる可能性があります。
1本の歯でも、失われると全体のバランスに大きな影響を与えるのです。
さらに、歯を失って入れ歯(義歯)になると、噛む力は大きく低下します。
天然歯のときと比べて、入れ歯では噛む力が1/3~1/4ほどに落ちるといわれており、食べにくさを感じたり、食事が偏ったりすることもあります。
だからこそ、1本でも歯を失ったら早めの対処が大切です。
放っておかずに、周囲の歯を守るためにも歯科でのご相談をおすすめします。
定期的なチェックで、噛む力と歯のバランスをしっかり守っていきましょう。