よく噛むことの大切さ ~噛む習慣がつくる健康な体と歯~

現代の食生活は、やわらかい食べ物や早食いの習慣により、「噛む回数」が昔に比べて大きく減っているといわれています。
かつては1回の食事で約1,400回も噛んでいたとされますが、今では平均で600回前後とも。1日3食で考えると、その差はとても大きなものになります。

 

「よく噛む」ことにはたくさんのメリットがあります。
まず、よく噛むことで唾液が多く分泌され、食べ物が消化しやすくなり、胃腸の負担を軽減します。
また、唾液にはむし歯や歯周病の予防、口臭の抑制といった口腔内を健康に保つ働きもあります。

 

さらに、噛むことで脳に刺激が伝わり、集中力や記憶力の向上にも効果があるといわれています。
子どもにとっては顎の発達を助け、大人にとっては認知症予防にもつながる大切な行動です。

 

「一口30回」を目安に、意識して噛む習慣をつけることが、全身の健康を支える第一歩になります。
日々の食事の中で、噛みごたえのある野菜や根菜、雑穀などを取り入れ、「よく噛む」ことを楽しんでみましょう。

 

歯を健康に保つことは、よく噛めることにもつながります。定期的な歯科検診とともに、毎日の「噛む」を大切にしていきましょう。

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